朝食のヨーグルトにトッピングしたり、小腹がすいたときにちょこっとつまんだり、何かと便利なブルーベリーですが、スーパーに売られているのは6~8月くらいと限られています。
そんなブルーベリーは冷凍することで、長期間保存することができますよ。
冷凍しておくと風味も落ちにくいのも嬉しいですよね。
そこで今回は、ブルーベリーの冷凍方法やどれくらいの期間保存できるのか、また冷凍しても栄養分は大丈夫なのかなどについて紹介します。
冷凍ブルーベリーの保存期間はどれくらい?正しい冷凍保存の仕方も紹介!
ブルーベリーは収穫されると、次第に水分が抜けて鮮度が落ちていきます。
冷蔵庫で保存しても、乾燥しにくい野菜室などで保存すれば1週間ほどは日持ちしますが、風味の低下は避けられません。
風味を保って保存したいなら冷凍保存がオススメです。
スーパーなどで買って来たらできるだけ早く冷凍してしまいましょう。
冷凍での保存期間は約6ヵ月~1年です。
しかし、保存期間が長くなればなるほど、少しずつ風味は落ちてしまいます。
また、解凍してしまうと鮮度が落ちるので、1回分ずつ小分けにして冷凍しておきましょう。
それでは、ブルーベリーの冷凍保存の仕方を紹介します。
- 傷付いたりぶよぶよしている粒を取り除く
- 流水で優しく水洗いして汚れやゴミを取り除く
※表面の白っぽい粉は果実を乾燥から守るためのブルーム(脂質)なので取り除く必要はありません - キッチンペーパーなどで水分をしっかりと拭き取る
- 1回分ずつジップロックなどの冷凍保存用袋に小分けする
※できるだけ空気を抜いて重ならないよう平面に並べましょう - アルミトレーなどにのせて出来るだけ早く凍らせる
- 凍ったら扉の開閉による温度上昇があまりない冷凍庫の底の方で保存する
解凍時は、冷蔵庫で3時間ほどかけてゆっくりと解凍しましょう。
ただし、冷凍したブルーベリーは、解凍するとどうしても色素が出てきたり、ぶよぶよした食感になってしまいます。
なので冷凍のままヨーグルトなどにトッピングしたり、スムージーにしたりするのがオススメです。
そのまま食べてもシャーベットみたいで美味しいですよ。
ジャムやマフィンなどに潰して利用する場合は、室温で30分ほど解凍すれば手間がかかりません。
ブルーベリーは冷凍しても栄養はほとんど変わらない!
ブルーベリーを冷凍保存すれば、長期間保存できることを紹介しましたが、気になるのは栄養分ですよね?
ブルーベリーの栄養分は冷凍してもほとんど減少することはありません。
常温や冷蔵で保存していると、保存期間中にも呼吸などによって栄養分が減っていきますが、冷凍してしまうと代謝が停止するので栄養分を消費しないんです。
さらに、ブルーベリーに含まれるアントシアニンについては、冷凍することで含有量が増加するとする研究結果も報告されています。
長期保存もできて栄養分もそのまま維持できる冷凍保存。やらない手はないですね。
ブルーベリーを解凍したらぶよぶよに!食べても大丈夫?
冷凍したブルーベリーを解凍すると、果皮にハリがなくぶよぶよになってしまいます。
これは冷凍することによって、細胞が傷ついてしまったためです。
細胞が傷つくことで、中の水分が流れ出て少し萎んだ状態になっているんですね。
腐っているわけではないので食べても問題ありません。
なお、冷凍する前の生の状態でぶよぶよの状態がひどい場合は、腐っている可能性もあるので食べないようにしましょう。
少しぶよぶよしている程度なら水分が抜けているだけなので早めに食べれば大丈夫ですよ。
こちらの記事では、ブルーベリーの効果や一日の目安量を紹介しています。
参考にしてくださいね。
まとめ
今回は、ブルーベリーの冷凍保存について、保存の仕方や保存期間、栄養価はどうなるのかなどについて紹介しました。
小分けして冷凍保存することで、半年~1年ほど保存ができますが、時間の経過とともに少しずつ風味が落ちるので、そのまま食べるなら早めに食べましょう。
栄養価については冷凍保存してもほとんど減少することはありません。
また、解凍した時にぶよぶよになるのは腐っているわけではなく、水分が抜けているだけなので、心配いりませんよ。
目にいいと言われるブルーベリーですが、目の疲労回復には効果があっても視力が回復するわけではなさそうです。
詳しくはこちらの記事で紹介していますよ。