今回は、キウイの効果やおすすめの食べ方を紹介します。
果物の中でも栄養価が高く、健康に良いと知られているキウイフルーツ。
甘酸っぱくて食べやすく、手頃な値段で一年中手に入りやすいので重宝しますよね。
でも、間違った食べ方をすると健康を損ねてしまうこともあるんです。
この記事では、キウイを食べると得られる健康効果とともに、一日の適量は何個まで?といった食べ方のポイントも紹介します。
簡単美味しいキウイスムージーの作り方も必見ですよ!
ゴールドキウイを毎日食べた結果、期待できる効果は?
バランスの良い食事を心がけていても、全ての栄養素を満たすのはなかなか難しいもの。
でもうれしいことに、キウイには不足しがちな栄養素が豊富に含まれていますよ。
まずは、毎日キウイを食べ続けるとどんな効果があるのかについて紹介しますね。
<毎日キウイでこんな効果!>
~シミ・くすみを撃退!美肌効果~
シミやくすみの原因であるメラニン。
キウイには、メラニンの生成を食い止めてくれるビタミンCやビタミンEが多く含まれます。
とくにビタミンC含有量は果物の中でもずば抜けていて、グリーンキウイ1個に88mg、ゴールドキウイでは1個に152mg。それぞれレモン4個分と8個分に相当します。
ビタミンCの1日の推奨摂取量は100㎎ですから、ゴールドキウイなら一日1個で十分です。
ビタミンCはコラーゲンの生成や肌荒れにも良いとされていますよ。
人はビタミンを体内にとどめておくことができません。
キウイなどのビタミンの豊富な果物や野菜を毎日食べて、しっかりビタミンを補充しツヤ肌美人を目指しましょう。
~免疫力アップで風邪知らず~
免疫力の維持には、抗酸化力と腸内環境がカギとなります。
キウイには、高い抗酸化作用があるビタミンCとビタミンE、ポリフェノールが多く含まれ、毎日食べ続けることで免疫力アップが期待できるんです。
毎日2個のキウイを1か月食べ続けたところ、免疫力が上がったという調査結果もありますよ。
キウイの力で免疫力を高めて、風邪に負けない体づくりをしたいですね。
~豊富な食物繊維で腸内環境を改善~
キウイは食物繊維が多く、果物の中でもトップクラスで、ゴールドキウイ1個でバナナ1.5本分、グリーンキウイでは約3本分に相当します。
バナナはカロリーが心配になりますが、キウイなら安心です。
また、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維のどちらも含まれているので、腸内環境を効果的に整えることができます。
腸内環境を整えることで、便秘の他、ニキビや肌荒れの解消にも効果が期待できますよ。
~がん予防にも!病気の予防効果~
そのほか、キウイに多く含まれる栄養素には、さまざまな病気や不調を予防改善する効果がありますよ。
ビタミンCは、高い抗酸化作用からがんの予防にも役立つそうです。
さらに、キウイにはカリウムや葉酸、マグネシウムも多く含まれています。
カリウムは、余分な塩分を排出してくれるので、高血圧やむくみに悩む人に嬉しい栄養素。
葉酸は、胎児の成長に重要と言われていて妊婦さんには欠かせません。また、葉酸は貧血予防にも効果的ですよ。
マグネシウムも、心疾患や高血圧、骨粗しょう症を防ぐ効果が期待できますよ。
キウイは、私たちの健康に重要な多くの栄養素を含んでいます。
キウイの栄養素バランスは果物の中では断トツで、毎日摂取が必要な栄養も含まれているので、キウイで美味しく手軽に摂れるのは嬉しいですね。
グリーンキウイとゴールドキウイでも栄養バランスが少し違うので、ビタミンが欲しい時はゴールド、食物繊維が欲しい時はグリーンなど、状況に応じて食べ分けるのもいいですね。

キウイは一日何個まで?食べ方はそのままスムージーが効果的!
体に良いこと尽くしのキウイですが、一日に何個まで食べていいのでしょうか?
キウイは、一日に1~2個がベストといわれています。
キウイに多く含まれるビタミンは、摂り過ぎで困ることはありません。
ただし、食物繊維の摂りすぎは下痢や軟便を引き起こすことがあるので注意が必要です。
3個以上のキウイを、一度に食べるのはやめておきましょう。
キウイはあくまでも補食として、米や肉、魚などの食事をしっかりとることが大事ですよ。
とくに、小さな子供や赤ちゃんは一度に多くの果物を食べると下痢をすることがあります。
子供や赤ちゃんの場合は少量を少しずつ、大人は1~2個を数回に分けて食べるのが良さそうです。
また、キウイの食べ方にはポイントが2点ありますよ。
〇加熱せず生のまま
ビタミンなどの栄養素は熱に弱いので、生のまま食べるのがおすすめです。
後ほど紹介するスムージーなら、さらに栄養が吸収されやすい状態で食べることができますよ。
〇ほかの食材と一緒に
キウイに含まれる消化酵素は、食べ物の消化を助けてくれます。
ところが、その消化酵素の働きで胃を傷めることもあるので、キウイ単体ではなく、食後のデザートなどで他の主食・副菜とあわせて食べるのがおすすめです。
食事にプラスして、デザートのキウイまで用意するのは大変!という人には、キウイとその他の食材を入れたスムージーがおすすめですよ。
朝食にもぴったりなキウイスムージーのレシピを紹介します!
<キウイとバナナのスムージー>
~材料~
- バナナ 1本
- キウイ 1個
- ヨーグルト 100g
- 牛乳 50ml
- はちみつや砂糖 大さじ1(お好みで)
バナナ、キウイ、ヨーグルト、牛乳をミキサーに入れてしっかり撹拌させたら、お好みではちみつや砂糖を入れて出来上がり!
スムージーにすることで、栄養が詰まっている細胞が砕かれて、より栄養を吸収しやすくなります。
手軽で栄養満点スムージーは朝食にも最適ですね。
ちなみに、わが家では家族全員、朝食に必ずキウイを食べていますよ。
私は昔、時間がない時にはキウイだけ食べて終わりということもあったのですが、そのあと必ず胃が痛くなっていたんです。
胃腸が弱い私には、朝のすきっ腹にキウイ単体は胃に悪いようでした。
今は、バナナやヨーグルトも一緒に食べるようにしているので落ち着いています。
バナナやヨーグルトも一緒なら、栄養、エネルギーともにばっちり。
もちろん、一日を通してほかの主食や副菜もしっかり食べるように心がけていますよ。


毎日食べるとキウイアレルギーが心配?
花粉症の人は10人に1人程度の割合で、果物や野菜での口腔アレルギー症候群を発症し、中でもキウイはアレルギーを発症する頻度が比較的高いと言われています。
キウイを食べた後に、喉がイガイガまたはチクチクしたり、口の周りが赤く炎症を起こした場合はアレルギーと考えられます。
果物のアレルギーは、最初に何らかの草木で花粉症になり、その花粉のタンパク質と似た構造のタンパク質を含む果物を食べることで発症することがほとんどです。
キウイのアレルギーは、シラカバ花粉症の人で発症しやすいことが分かっています。
他にシラカバ花粉症の人がアレルギーを発症しやすい果物には、モモ、リンゴ、サクランボ、イチゴ、ナシなどがあります。
これらの果物でアレルギーがある人は、キウイでも発症する可能性が比較的高いと考えられるので注意が必要です。
ちなみにキウイに含まれる主なアレルギーの原因物質はアクチニジンというタンパク質で、ゴールドキウイには少なく、グリーンキウイに比較的多いことが分かっています。
花粉症の人は、毎日食べるのであれば1日1個まで、グリーンキウイよりゴールドキウイにしておいた方が無難かもしれません。
まとめ
栄養たっぷりのキウイは、毎日食べるとたくさんの健康効果が得られます。
美肌に風邪予防、病気予防までかなうなんて、食べなきゃ損ですよね。
また、キウイは一日2個程度がおすすめです。
いつもの食事にプラスしてキウイを食べれば、栄養バランスもばっちりですよ。
キウイを効果的に食べて、元気な毎日を過ごしましょう。