メロンって昔は高級品だったけど、今では手ごろな値段で買えるものも売っていますよね?
そんなメロン、美味しいんだけど、食べた後に喉がイガイガしませんか?
私もメロンは好きだけど、後のイガイガが気になって食べるのを躊躇してしまいます。
今回は、メロンを食べると喉がイガイガする原因とその治し方について紹介します!
メロンで喉がイガイガする原因とは?
せっかく美味しかったメロンも、あとで喉がイガイガしてしまうと台無しですよね?
メロンを食べた後に喉がイガイガする主な原因は、メロンに含まれるタンパク質分解酵素・ククミシンです。
ククミシンは強力なタンパク質分解能力を持っているので、粘膜のタンパク質が分解されて傷ついてしまいます。
その結果、外の刺激が粘膜で防ぎ切れずに直接組織に伝わって、喉がイガイガしたり舌がピリピリしたりするんです。
このククミシンは種の周りで合成されて果汁に分泌されるので、種周辺の果汁を飲まないようにすると症状が軽減されるかも知れません。
でも、そこが一番美味しいところなんですよね。。。
粘膜が傷つくとなると心配になってしまいますが、もともと粘膜は外の刺激から組織を守る役割があるので傷つくことも多く、常に修復されています。
メロンを食べて傷ついた粘膜も、唾液に含まれるタンパク質で修復されて、すぐに元通りになります。
口内の粘膜はおおよそ15分程度で修復されると言われています。
なので、通常は喉のイガイガや舌のピリピリも少し時間が経てば治りますよ。
メロン以外にも、パイナップルやパパイヤ、キウイフルーツ、イチジクなどにもタンパク質分解酵素が含まれているので、同様の症状が現れることがあります。
私は昔、イチジクを食べて良くあくちが切れたものですが、それもイチジクのタンパク質分解酵素のせいだったんですね。
イチジク以外では切れたことないから、イチジクの酵素は超強力なんですかね?
※あくちが切れるって方言なんですね。炎症を起こして口角が切れることです。
また、メロンは成熟の過程で、エタノールや酢酸エチルなど約50種類もの揮発性物質を生成します。
良く熟したメロンを食べた場合には、これらの揮発性物質が舌や喉の粘膜を刺激する可能性もあります。
この場合も、しばらくすると症状は治まりますし、特に体に害はありません。でも、あまりに刺激が強すぎる場合は、食べない方がいいかもしれませんね。
メロンで喉がイガイガしたりかゆい時の対処法とは?
喉のイガイガの原因がわかったところで、どのように対処すればいいんでしょうか?
対処法を3つ紹介しますね。
食べたらすぐにうがいする
イガイガや痒みはククミシンが粘膜を傷つけることが原因です。
粘膜が傷つけられる前にうがいをしてククミシンを洗い流してしまいましょう。
私は、メロンを食べた後すぐに水でクチュクチュうがいとガラガラうがいをすることで、全くイガイガしなくなりました。
ただ・・・メロンの余韻が全くなくなるのが寂しいです。
温かい飲み物を飲む
うがいはククミシンを洗い流すためでしたが、これは傷ついた粘膜の修復を早める方法です。
実は、口の中の粘膜は熱に弱いんです。なので、温かい飲み物を飲んで口の中を刺激すると、体は熱で傷ついた粘膜を早く治そうとするんです。
牛乳やヨーグルトなどの乳製品を摂取する
ククミシンはタンパク質分解酵素です。
これは、ククミシンが粘膜のタンパク質と結合して分解を始める前に、乳製品に含まれるタンパク質と結合させてしまおうという作戦です。
その結果、口や喉の粘膜は傷つけられることなく、ククミシンは胃へと送り込まれるんですね。
以上、3つのタイプの対処法を紹介しました。
これから言えることは、メロンを食べたらすぐにうがいをして、ホットミルクを飲むのが最強ということですね。
メロンで喉のイガイガが続く場合はアレルギーの可能性も!
先ほど、メロンによる喉のイガイガや舌のピリピリは、粘膜が修復されると治まると紹介しました。
しかし、イガイガやピリピリする症状が長く続いたり、唇や口内が腫れたりする場合はアレルギーの可能性があるので注意が必要です。
実は、先ほど紹介したククミシンは、アレルギーの原因物質になることが報告されています。
症状が15分程度で治まる場合は大丈夫ですが、それ以上長く続く場合はアレルギーかもしれません。
近年、花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)が注目されています。
花粉に含まれるアレルゲンと果物や野菜のアレルゲンが構造的に似ているため、花粉症の人は食物アレルギーを発症しやすい傾向があるようです。
果物や野菜を食べた直後に唇が腫れたり、喉や舌がイガイガしたりピリピリしたりするのは口腔アレルギー症候群と言われ、シラカバの花粉症を持つ人に多くみられます。
口腔アレルギー症候群の症状としては、果物などを食べたあと15分以内に唇や口の中、喉に腫れや痒み、イガイガした感じが現れます。
他にも鼻や目にアレルギー症状が現れたり、腹痛や嘔吐、じんましんや気管支喘息のような症状が出ることもあり、重症の場合はアナフィラキシーを発症することもあります。
また、アレルギー反応は、似た構造を持つアレルゲンに対しても発症しやすいので、メロンにアレルギーがある場合は、同じウリ科のスイカやトウガン、キュウリなどにも気を付けましょう。
口腔アレルギー症候群の場合も花粉症と同様に、病院で薬をもらえば改善することもあるので、一度診察してもらってくださいね。
私も以前はウリ科ではメロンだけでしたが、最近はスイカでも喉がイガイガしたり痒くなったりするようになってしまいました。
しっかり花粉症もあるので、もうククミシンじゃなく、口腔アレルギー症候群なんでしょうね。。。(泣)
まとめ
今回はメロンを食べて喉がイガイガしたり痒くなったりする原因と対処法を紹介しました。
だいたいはククミシンというタンパク質分解酵素が粘膜を傷つけることが原因となっているので、うがいや温かい飲み物を飲むことで症状が予防できたり軽減されます。
でも、症状が長く続く場合はアレルギーの可能性もあるので、一度診察してもらった方がいいでしょう。
病院でアレルギー薬を処方してもらえば、発症が軽減されるかも知れませんよ。
余談ですが、肉をパイナップルやキウイフルーツの汁に浸けて置くと柔らかくなるのも、タンパク質分解酵素がお肉のタンパク質を程よく分解してくれるからなんです。
そう考えると、タンパク質分解酵素も悪いことばかりじゃないですね。