柿の食べ過ぎで石ができる?栄養は豊富だけど一日何個まで?

今回は、柿の食べ過ぎによる病気と柿の栄養について紹介します!

柿の木にたくさん実った柿を見かけると秋を感じますよね。甘くてジューシーな柿は、美味しいだけではなく栄養も満点。ただし、食べ過ぎには注意が必要ですよ。

柿の食べ過ぎは、場合によっては、病気や困った症状を引き起こす可能性があるんです。柿胃石や便秘、貧血など柿による病気の可能性についても解説していきます。

また、柿の栄養や何個からが食べ過ぎなのか?という疑問にも答えていくので、ぜひチェックしてくださいね。

柿の食べ過ぎで便秘になる⁉柿胃石や貧血になることも!

わが家では、毎年親戚からダンボール箱一つ分の柿が送られてきます。

ついつい食べてしまうのですが、柿は栄養があるからたくさん食べて大丈夫と思っていたら…。なんと、柿の食べ過ぎは、柿胃石や便秘、貧血になる可能性があるんだとか。

柿胃石、って何!?

ここからは、柿の食べ過ぎで起こる可能性のある症状を解説していきます。

 

<柿胃石>

胃石とは、食べ物などが消化されずに残って、石のように固くなってしまって動かなくなったものです。

胆のうにできる胆石は、聞いたことがありますよね。

無症状の場合もありますが、吐き気や腹痛などの症状があることも。日本では、胃石の中で圧倒的に多いのが、柿が原因の柿胃石と言われています。

柿の中でも、まだ熟す前の青い柿渋柿を多く食べるとできることがあります。

柿胃石の原因ははっきり解明されていませんが、柿は熟してから食べることと食べ過ぎないことに注意ですよ。

 

<便秘>

柿は、便のかさましをする不溶性食物繊維が豊富で、健康な人なら便通改善が期待できます。ただし、腸の動きが悪いときには、便がうまく運ばれなくなり、便秘につながってしまいます。

もともと便秘の人や体調不良などで腸の動きが悪くなっている人は、柿を食べ過ぎるとかえって便秘が悪化する可能性があるんです。

また、柿に含まれるタンニンは、腸を引きしめる働きがあり、腸のぜん動運動が低下するため、便秘になりやすいとも言われていますよ。

ちなみに、甘柿の食物繊維量は、100gあたり1.6g、干し柿は14gとなっています。

干し柿は乾燥して小さくなっているので、何個も食べてしまいがちですが注意しましょう。

 

<貧血>

柿には、タンニンというポリフェノールの一種が含まれています。

タンニンは、抗酸化作用や血液サラサラ効果、二日酔いの改善など、たくさんの健康効果がある成分ですが、鉄の吸収を妨げてしまう作用もあるんです。

そのため、もともと貧血の人や鉄分不足に気をつけたい妊娠・授乳期の人などは注意が必要です。

タンニンの摂取基準は特に決められていませんが、柿との食べ合わせや食べ過ぎには気をつけましょう。

 

柿による悪い影響ばかり紹介してしまいましたが、食べ過ぎなければ大丈夫ですよ。

では、具体的に何個まで大丈夫なのでしょうか?



柿の栄養や効能はどうなの?

ここからは、柿の栄養面について紹介します。

 

<柿のカロリー(100g当たり)>

甘柿…63kcal
渋抜き柿…59kcal
干し柿…274kcal

 

干し柿はダントツでカロリーが高く見えますが、干し柿1個は約40gで110kcal。
甘柿1個は中サイズ約200gで126kcalなので、どちらも丸々一個食べると同じくらいになりますね。

ちなみに大きめバナナ1本(可食部120g)は、およそ100kcalです。

柿1個でおやつとしては十分なカロリーですね。

 

<柿の主な栄養素>

柿には、食物繊維、ビタミンC、βカロテン、カリウムなどが豊富に含まれています。
それぞれの健康効果を見てみましょう。

 

〇食物繊維

柿に含まれる食物繊維のうち多いのは不溶性食物繊維です。

便の量をかさましすることで、排便をスムーズにしたり、腸内環境を改善したりという効果がありますよ。
ただし、先に紹介した通り、不溶性食物繊維は便秘の原因になることもあるので注意です。

食物繊維量は、甘柿1個(200g)に3.2g、干し柿1個(40g)に5.6g。

干し柿は2個食べると、食物繊維の1日の目標摂取量をほとんどカバーできますね。

 

〇ビタミンC

ビタミンCには、抗酸化作用美肌効果免疫力アップなど、たくさんの嬉しい効果があります。

またビタミンCは、皮膚や骨、歯の構成にも必要なので、ぜひ摂っておきたい栄養素です。

ビタミンCの量は、甘柿1個(200g)に140mg、干し柿1個(40g)に0.8mg。

ビタミンCの1日の目標摂取量100㎎には、甘柿1個で十分足りますね。

ただし、ビタミンCは干し柿にすると大幅に減少してしまいます。

 

〇βカロテン

体内でビタミンAになるβカロテンは、皮膚や粘膜の保護抵抗力アップに欠かせない栄養素です。風邪予防のためにもぜひ摂っておきたいですね。

抗酸化作用があるので、老化防止にも役立ちます。

βカロテンの量は、甘柿1個(200g)に840㎍、干し柿1個(40g)に560㎍です。

目標摂取量は、18歳以上は男女とも、650㎍となっているので、甘柿1個で補うことができます。

 

〇カリウム

むくみ高血圧に悩む人に、ぜひ摂ってほしいカリウムが、柿に多く含まれていますよ。カリウムは、体の中の余分な塩分を外に排出する作用があります。

柿の生ハム巻きが有名ですが、柿は栄養面からも塩分の多い食べ物にぴったりですね。

カリウムの量は、甘柿1個(200g)に340mg、干し柿1個(40g)に680㎎です。

カリウムの1日の目標摂取量は3,510㎎なので、柿だけで摂るのは難しいですが、ぜひ積極的に食べたいですね。




このほかにも、柿には前半でも紹介した抗酸化作用二日酔いに効くタンニン、整腸作用コレステロールの低下が期待できるペクチンなども多く含まれています。

柿は一日何個まで?

農林水産省の「食事バランスガイド」によると、果物の適量は柿なら1日2個程度とされています。

栄養をたくさん取りたい妊娠・授乳期の女性なら、1日3個程度が目安です。ただし、鉄分が不足がちな人は減らしましょう。

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「食事バランスガイド」やここまで紹介した内容から考えると、倍量の1日4個以上は食べ過ぎと言えるでしょう。さらに、ほかの果物も食べているのであれば、2個でも多い場合もありますね。

その日の食事全体のバランスも考えながら、控えめに食べるのがよさそうです。

また、子供の場合は、大人の半分程度で栄養を十分補えます。

1個を親子で分け合って食べて、1日2個までとすると、大人も子供も適量で食べられますよ。干し柿なら、大人は1~2個程度、子供は1日1個がおすすめです。



まとめ

柿には、食べ過ぎによる病気の可能性がありました。

でも、柿胃石は未成熟の柿を食べなければめったに起こりません。便秘や貧血も、食べ過ぎに気をつけていれば、心配しすぎる必要はありませんよ。

多くても1日2個くらいまでを目安に食べてみてくださいね。

美味しくて栄養満点、ただし食べ過ぎにはちょっと注意の柿。

ついつい食べ過ぎてしまいますが、適量を頭の片隅に覚えておいてくださいね。

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